皆さんこんにちは,キハダです。
少し前からTwitterからログアウトしています。というのも期末試験真っ只中なのでちょっと触るのをやめておこうかなと思い,少しの間離れようという魂胆です。
今回は息抜きにちょっとブログを書いてます。
さて,今回は「少し気になる品」を見つけたのでそれをご紹介しようという記事になります。なお後述の品物については購入していませんのであらかじめご了承を。
その品というものがこちらです。
アイ・オー・データ機器 I-O DATA UD-RPPLG3BP [電源一体型Raspberry Pi]
こちら,「電源一体型のRaspberry Pi」なんです。
というのも,Raspberry Piは通常であればMicro-USBもしくはUSB-Cで給電しないといけないのですが,こちらはコンセントプラグが背面に鎮座しているという品物なんです。
お値段はヨドバシ価格で9,880円。技術面を考えるとお安いのかな,といった感じでしょうか。
しかしこの品,気になる点もいくつか散見されます。
まず,「Raspberry Piのモデルが一世代前のもの」ということです。
現在の最新機種は「Raspberry Pi 4」と呼ばれるもので,こちらは前世代のPi 3 B+と比べると以下のような進化点があります。
- RAMの容量を選択可能(Pi 4はLPDDR4 1GB, 2GB, 4GBから選択可,Pi 3 B+はLPDDR2 1GBモデルのみ)
- Bluetooth 5.0に完全対応
- HDMI端子を2つ搭載(但し,サイズの兼ね合いで双方Micro-HDMI端子)
- USB 3.0端子を搭載(USB 3.0*2, USB 2.0*2)
(参考:Raspberry Pi 4とPi 3の基本仕様の比較 – Seeed Bazaar JP)
その他にも進化した点がいくつかあるのですが,それらは参考サイトをご覧になるとよいかと思われます。
今回,こちらで紹介している商品は,Pi 3 B+を使用しているため,これらの進化点の恩恵を一切受けられていません。
ただし,Pi 4には発熱問題等が存在するため,電源一体型となると過熱になるものだと(個人的に)思われます。なのでこれが発熱的にも限界なのかな,と。
また,Raspberry Pi 4になくてRaspberry Pi 3にあるというものも少なからず存在します。
それが「フルサイズのHDMI端子」です。
正直Micro-HDMIから変換ケーブルなりをかませるのってかなり面倒だと思うんです。そういう点ではPi 3は勝っている(現在でも需要がある)のかな,と思います。
そして次に,ちょっと衝撃的なのが「拡張コネクタ使用不可」という点です。
こちらの記事をご覧になると早いと思われますが,こちらの商品なんとGPIOやDSI,CSIが使用不可なんです。
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
初見さんの方に手っ取り早くお伝えしますと,「GPIO」はRaspberry Pi以外のボードなど(Arduinoとか)にも搭載されている汎用ピンの名称で,これらと外部ボードを接続することで各種の測定が可能になるといったピンです。(例えば温度・湿度等の検知とか,加速度検知とか,AD/DA変換とか,工学系では割と重宝しがちなピン群です)
「DSI」はディスプレイ出力を行える出力端子,「CSI」はカメラ情報の入出力を行える端子になっています。
つまり,これらが使えないとなるとかなり融通が利かないといった例が出てくるわけです。うーん悲しい。
これの利用想定がゲートウェイ関連なので仕方ないのかな……。
(正直,背面のロゴ入り鉄板部分を外せば普通に使えそうに見えるけど違うのかな)
Micro-USBのコードのわずらわしさから解放される方を取るか,Micro-USBというレガシーパーツを使い続ける代わりにGPIOを使える方を取るか。割と悩ましいところです。
ただ,「絶対にGPIOを使う!/使わない!」という方はその時点で買う決意を決められるのでいいかなーと思います。
私も少し興味があるので,これらの類の商品についてはちょっと目を見張ってみようかなと思っています。
それでは。